People

先輩たちの働きかた

病棟から手術室へ。 新しい領域に 挑戦: 手術室では、手術がスムーズに進むよう医師をサポートする「器械だし」や術前・術後の患者さんの訪問、術中の患者さんの状態を確認する「外回り」を担当します。その中で、術後感染が起こらないよう患者さんを清潔に保つのも私たちの大切な仕事です。手術室での経験はまだ浅く、外来や脳神経外科、外科、整形外科、神経内科の病棟勤務をしてきた私。ローテーションの一環として手術室を経験しないかと言われた時は驚きましたが、院内の全ての診療科と関わる手術室業務なら自分自身にも良い経験になるだろうとチャレンジしました。手術が無事に終わるまで常に緊張感が続き大変ではありますが、退院される患者さんの姿を見ると嬉しくなります。

「おぼえていない」が ほめ言葉: 患者さんからすると手術は不安で、手術室に入るのも緊張してしまうと思います。だからこそ、部屋を暖めたり、音楽を流したり、私たちから声を掛けることで少しでも安心していただきたいと思っていますね。患者さんから「癒しの部屋だね」と言われた時は嬉しかったですし、術後訪問で「手術室での記憶がない」と言われたら不快感がなかったという証。私たちにとってはほめ言葉でもあります。部署が変わると学ぶことも多くありますが、教育環境が整っているのも当院の魅力です。術前カンファレンスでも「この手術は初めてなのでよろしくお願いします」と伝えられる雰囲気があり、教えてくださる医師も多いので安心して取り組むことができています。